文字の連結と変数
今回は文字を連結したプログラムと変数を使った簡単なプログラムについて書きます。
まずは、文字の連結について。
長文が入ってくる文を表示させたいときに1つの文字列リテラルで書いてしまうと、行をまたいでしまいコードが見づらくなってしまいます。
かといって文字列リテラルの途中で改行してしまうとコンパイルエラーになります。
そんな時に文字列リテラルを複数に分けて連結するといいとのこと。
class Abc { pubric static void main(String[] args) { System.out.println("むかしむかし、あるところにお爺さんと" + "お婆さんが住んでいました。二人は大の仲良しでした。"); } }
というように「+」を使って文字が連結できます。
こうすることでインデントを綺麗に揃えることができます。
この「+」は文字列リテラルだけでなく、整数リテラルでも使うことができます。
class Abc { pubric static void main(String[] args) { System.out.println("50 + 30 = " + (50 + 30)); } }
このプログラムの実行結果は「50 + 30 = 80」と表示されます。
「""」で囲ったものは文字列として、「""」で囲っていないものは数値となります。
文字列を扱っているのか、数値を扱っているのか間違えないように注意しましょう。
次に変数について。
上のプログラムだと「50 + 30」以外の演算をするときに文を書き換えなくてはいけなくて面倒です。
そんなときに変数を使うと楽になります。
class Abc { pubric static void main(String[] args) { int x; //変数の宣言 int y; x = 50; //代入 y = 30; System.out.println(x + " + " + y " = " + (x + y)); } }
これを実行すると「50 + 30 = 80」と表示されます。
最初にint型の変数xとyの宣言をして、それぞれに数値を代入しています。
計算を変えたい場合は代入する数値を変更するだけです。
なお、「x = 50」の「=」は代入演算子といい、等しいという意味ではなく「変数xに50という数値を入れます」という意味です。
また、変数は宣言と一緒に先に数値を入れておくことも可能です。
int x = 50; int y = 30; System.out.println(x + " + " + y " = " + (x + y)); } }
あらかじめ変数に数値を入れておくことを初期化といいます。